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事業は人なり創立27年の歯科医院

Vol. 1

歯科医院を新たに開業する歯科医師は、
どんな気持ちで当日を迎えるのでしょうか。

まるで「清水の舞台から飛び降りる」気持ちです。
本当に飛び降りたら、命はありませんが(笑)。

歯科医師にとって、国家試験当日と開業初日は
心臓バクバクの記念日です。

目次

人づくりを重んじた後藤新平

明治時代の東京市長、後藤新平は我が岩手県奥州市
出身の医師です。 偉業を成し遂げた偉人です。

24歳で愛知県医学校(現名古屋大学医学部)校長
病院長に就任し刺傷した板垣退助を診療しました。

その偉人が、人に関して以下の言葉を残しました。

  • を残すのは  
  • 事業を残すのは 
  • を残すのは  

関東大震災の時に、焼けてしまった東京の町並みを
札幌と同じ碁盤状の町並みをつくる大風呂敷な計画
しましたが、 大反対にあって断念しました。

もしも、その通りに東京が生まれ変わっていたら、
道路や電車の走行 が変わり、
東京はもっと住みやすい都市だったでしょう。

ちば歯科医院の開業初日

本日4月21日は、ちば歯科医院の開業記念日です。
お陰様で創立27周年を迎えることができました。

これは一重に、スタッフと患者さんのお陰です。
本当に、ありがとうございます。

私は歯科医師初代のため、土地なし・金なし・コネ
なしで、やっとの思いで開業当日を迎えました。

何もない30歳男性が、なぜか根拠のない自信だけ
がありました。怖いもの知らずです。

そこで、高校を卒業したばかりの歯科助手に、
接遇マナーや、歯科専門用語を教えました。

建築が終わらずに、電気屋さんが前夜遅くまで
徹夜で工事をしていただいたのを覚えています。

無痛歯科診療で必要な浸潤麻酔に自信をもって
おりましたが、何と針が届いておりませんでした。

朝9時開院の初日に、来院した患者さんは16名。
しくみがないだけに、てんやわんやの状態です。

みんなで床掃除をして、終わったのはなんと
夜9時過ぎだったのを覚えています。

変化の絶えない歯科医院づくり

しくみが無かった新規開業歯科医院において、
診療理念(開業目的)を掲げる必要がありました。

そこで「変化の絶えない歯科医院づくり」という
理念を掲げて、医院のしくみを改善し続けました。

歯科衛生士や歯科技工士がいなかったため、
一人で歯科衛生士業務と歯科技工を行いました。

それでも、患者さんがドンドン来院され、
待合室に人があふれ出る毎日が続きました。

受付には、妻が入り、指をクルクル回しては、
「早く! 早く!」と訴えておりました。

思いがけず、スタッフの皆さんからカラフルな
お花のアレンジメントを頂戴しました。

入社して20年が経過するMさんと記念撮影です。
スタッフのお陰で、毎日楽しく診療しています。

スタッフ共育の重要性

これではダメだと毎日問題点にぶち当たりました。
しくみが必要だと考えて朝令暮改の繰り返しです。

患者さんに対する診療のこだわりと情熱をスタッフ
に伝え、共育型歯科医院を今でも成長途中です。

ISO9001の認証取得、完全個室の医院増築、東日本
大震災を経験しスタッフの立場でしくみ構築です。

コンプライアンス遵守働き方改革の導入により、
役割分担や時間管理も大きく変化しました。

今は、完全週休2日制の導入、夕方5時まで診療、
有給休暇の取得など、スタッフを大切にします。

心温まる素晴らしいスタッフばかりで、 患者さん
のためなら、貢献を惜しまない人財ばかりです。

後藤新平氏が仰る通り、人づくりが一番大切だと
感じています。先人の教えは現代にも役立ちます。

健康と幸福が続くことを、英語でウェルビーイング
well-being と言います。

患者さんをお迎えする前に、
スタッフを最も大切にする歯科医院が必要です。

このダメ院長に、寄り添ってくださるスタッフに、
心より感謝申し上げます。(笑)

すべては、スタッフのお陰です。
いつも、ありがとうございます。

医療法人百成会 ちば歯科医院 千葉雅之

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